不妊治療

不妊症の鍼灸周期療法で妊娠力を養う!!

東洋医学周期

東洋医学(漢方&鍼灸)の周期療法は女性の月経周期の変化に応じて鍼灸治療を施し、必要に応じて漢方薬を周期毎に使い分けて服用し、健康で妊娠し易いからだを作る方法です。この周期療法は現在、東洋医学と西洋医学の総合医療の進んだ中国ではポピュラーな不妊治療法です。

西洋医学的な検査や基礎体温(BBT)の状態を参考にしながら治療していく点が大きな特徴です。月経周期の変化、つまり月経期〜卵胞期〜排卵期〜黄体期のそれぞれの期に適った的確な鍼灸治療(中医経絡治療)を施すことが必要です。

陰陽の大極のマーク(右上図)をご覧下さい。1日は昼だけでも夜だけでもありませんね。昼から夜へ、夜から昼へとリズム正しく循環しています。女性の月経周期もこれと同じで周期の変化がスムーズでリズム正しく繰り返されることが「陰と陽」のバランスが取れた健康な体ということになります。

的確な鍼灸治療はホメオスターシス(恒常性の維持)、つまり心身の歪(ひずみ)を改善する働きをします。妊娠にとって特に大切な任衝脈をはじめ、督脈、腎経、肝経、脾経、胃経、膀胱経の経絡より的確に選び出した経穴(ツボ)を刺激することによって視床下部―下垂体―卵巣に至る性腺軸のブレ(歪)を改善し卵巣や子宮の疲れ(高齢やホルモン剤多用などによる疲労も)を癒し妊娠力をアップさせる作用を発揮します。当院で行なっている「中医経絡治療」は画一的な治療ではなく、たとえば卵を育てる卵胞期に問題がある人、排卵がうまく行かない人、黄体機能が弱く体温維持が充分でなかったり日数が続かなかったりと黄体期に問題がある人、月経の周期が一定でなく早くなったり遅くなったりする人・・・等々、様々な症状にオーダーメイドに応えていく治療法といえます。

(1)月経期    
子宮内の血液を体外へきれいに滞りなく排出させることが大切な期です。生理痛が激しかったり滞りが激しい場合を除き、この期には基本的に鍼灸治療は行いません。体を冷やさない生活が大切です。

(2)卵胞期    
卵巣内に健全な卵子を育てる最も大切な期であると同時にその後に続く周期がうまく機能するためにとても大切な期です。月経後の2〜3日までは静かに粛々と卵が成長する時です。激しい運動や飲酒は避けるほうが無難です。卵胞中期になると卵の育ちも良くなり「静」から「動」に移行する時です。西洋医学的にはE2(エストラジオール)の分泌が活発になり赤ちゃんのベッドである子宮内膜を厚くして行きます。さらに卵の成長は続きLHサージを経て排卵へと導きます。この期の鍼灸治療は質の良い卵が出来る様に、また機能的な疾患によって卵の成長が停止したり遅くなったりした時にも鍼灸治療は有効です。

(3)排卵期   
この期は充分成熟した卵を子宮に送り込み、黄体に変化するのを助けるための鍼灸治療を施します。

(4)黄体期   
卵巣や子宮の血流環境を良くし赤ちゃんを包む柔らかな掛け布団である子宮内膜をさらに厚くするため女性ホルモン、特にこの期は黄体ホルモンの分泌を活発にするための鍼灸治療を施します。 

懐妊に導く漢方周期療法と鍼灸治療

不妊治療(ホルモンバランスを整える)

不妊症に漢方周期療法(漢方薬)と併用して鍼灸治療を行います。鍼灸治療も月経周期のBBT(基礎体温)を見ながら行います。

患者さんの状態は様々です。ストレスいっぱいでイライラが 強い人、消化器系が弱くて太れない人、とにかく冷えが強い人、肩こりや頭痛が常にある人などなど・・・。
それぞれに合った治療をしながら赤ちゃんに恵まれてもらうため一生懸命努力しています。
尚、不妊症漢方周期療法は三ツ星薬局HPをご覧下さい⇒詳しくはこちら

男性側に原因がある不妊について

(※院長の研修日記も併せてご参照下さい。)


中国内でも不妊夫婦10組の内1組は男性に起因する不妊であるとの事


男性不妊の種類:
乏精子症(数・運動率)・精液不足・精子畸形率・免疫性などに分類される。
中医学的には「気血不足型」 「脾腎陽虚型」 「湿熱内盛型」 「陰虚瘀血型」等のタイプに分かれる。
治療はタイプ別に処方することが必要。
当然、タイプによって使う経絡・経穴は異なり漢方の処方も異なります。


天津男科病院の曹院長の説明の中で無精子症の517例中、162例つまり約3割は精子は存在し通過障害が主な原因であったとの興味あるお話あり。
これらは中医学で解決できる部分が多い事も患者さんにとって朗報と言えます。


男性不妊の85%は精子の質に問題があり、日頃の生活習慣(食べ物、睡眠時間、喫煙、サウナはよくない、運動不足ど)、ストレス、過労等に起因することが多いのでその点も注意。
精子の質をよくする中成薬(漢方)や鍼灸治療は有効である。
西洋医学では精子の質の向上は難しい・・・・・中国・天津中医男科病院・曹院長の弁。

「男性の健康は家庭の幸福につながる」


【性機能障害について】

「性機能障害」つまり「性行為不能」に近年、西洋医学ではバイアグラなどが使われますが長期に続ける訳にはいきません。
天津の男科病院では体のためを考えた全く対照的な処方で治療効果を上げているのを見て驚きを禁じ得ませんでした。

以前より文献等で読んだことがあったのですが、実際に「魚の浮き袋」がインポテンツの特効薬でありこれを中心にして原因タイプ別(精神ストレス・過労・飲食の乱れ・環境・老化・その他)に他の漢方や機能食を組み合わせて効果をあげていまた。

尚、「魚の浮き袋」は精子の状態(数や運動率UP・畸形率低下等)を良くする働きもあるといいます。
日本でも「海精宝」の名で販売されるようになりました。
⇒詳しくは三ツ星薬局


【男性機能障害について】

日本の病院の診療科目に婦人科があって何故男性科が無いのか?最近マスコミでも取り上げられる男性更年期や前立腺炎、精力減退、男性不妊症など男性にも相談しにくい症状があります。私共の薬局&鍼灸院ではここ数年不妊症のご相談が増えていますが、そのうち半数は男性側にも問題があるケースです。精子の数が少ない、活動率が少ない、奇形率が多い、性行為が満足に出来ない等です。子供が欲しいが出来ない、二人めが欲しいがなかなか出来ない、流産を繰り返すなどのケースです。ご夫婦にとっては大変深刻な悩みです。上記でも書きましたが5月に研修訪問した中国・「天津中医男科病院」には中国全土はもとより東南アジア、中近東、日本と世界中から悩める男性が受診に来ていました。 中国ではいまも「一人っ子政策」を取っているので夫婦の悩みは深刻です。夫婦一緒の患者さんが数多く見受けられました。 

男性機能障害の患者さんは大きく「性行為不能」「精子異常」「前立腺炎」の3つに分類されます。それをさらに体質別に分類し症状を考慮して処方・配穴を決定します。「性行為不能」に西洋医学ではバイアグラが使われているようですが血圧の問題があったり、歯がボロボロに抜け落ちたなどという話も聞きます。この男科病院では全く対照的な処方で治療効果を上げているのに注目させられました。魚の浮き袋が性機能改善の特効薬で(日本でも海精宝の名で発売)体質・症状に応じて「他の補腎薬」と併用します。また精子異常には精母細胞が精子に成り、精巣上体から射精するまでの約3ヶ月は服用する必要があるとのことでした。

不妊症の鍼灸治療が快調!!

2009年2月後半〜4月末にかけて・・・2000年8月17日記の左京区のUさん(41才)、2月末にとても丈夫な男児誕生とのお電話いただきました。また上京区のOさん(35才)、滋賀県野洲市のKさん(33才)、北区のWさん(36才)が懐妊されました。お許しを得ましたのでWさんの症例を簡単にご紹介します。
Wさんご夫婦は特にご主人(39才)に問題があるとのことでした(男性不妊)
病院の検査では精子濃度は500万/ml〜1100万/ml(基準値2000万以上/ml)
精子運動率10%〜20%(基準値50%以上)でした。
他に性欲の低下(35才頃から)がありますが勃起力や射精、排尿状況、性交の持続時間などには特別の問題はありませんでした。ただ生活習慣として暑い場所(ボイラー室など)での仕事が多いとのことでした。
一方、奥様の基礎体温にもストレスのためか性腺軸のブレ?が見られるような波形でした。体型もかなりスリムな方で中医学的には脾胃気虚・下陥の証と見て取れます。ご主人には精子濃度を増し運動率を改善しそして性欲の改善をも考慮して鍼灸治療と併用して漢方薬を服用してもらいました。同時に魚のスープをなるだけ摂ってもらうようアドバイスしました。また奥様にも鍼灸治療と漢方薬を、ご主人は2月初旬から、奥様は3月中旬から開始していました。4月下旬、めでたく自然懐妊され、現在9週に入るところです。(H21・5月13日日記)

2008年12月〜2009年2月初旬に大阪・吹田のKさん(37才)京都・左京区のHさん(34才)、城陽市のYさん(31才)がご懐妊されました。また、1年余り前まで当方でご相談を受けていた中京区のSさん(35才)が赤ちゃんを連れてご来院、その頃引越しされてどうされたか心配していたのですが、まもなく懐妊、知らなかった当方をびっくりさせようとお礼方々お越し下さったとの由。

2008年6月〜7月にかけて長岡京市のNさん(32才)・京都上京区のOさん(34才)
滋賀県大津市のYさん(29才)・左京区のUさん(41才)が懐妊されました。
Uさんは昨年12月に始めてご相談を受け基礎体温表を見ながら必要な時に鍼灸治療を続けていただきました。また基本的最小限の漢方薬(主に中成薬)と婦人科でのホルモン検査(FSH・LH・PRL・TSHなど)は受けていただきました。
数値に特別な異常はありませんでしたが41才という年齢から「妊娠する力」を養うことが最も大切で、的確な鍼灸施術は妊娠にとって大切な任衝脈や陽明経の経穴などを刺激することによって気・血・津液を補いバランスを整える(西医的にはホルモンの滲出をよくしてバランスを整える)ことに専念した結果と言えます。Uさんは現在10週になるところです。 またNさんは主にご主人側に問題がありました(精子数・活動率ともに低い・胃腸虚弱・やや陽萎の傾向あり)が中成薬と鍼灸治療で見事懐妊に至りました。皆様のご自愛をお祈りしています。(H20・8月17日記)

京都市上京区のOさん、宇治市のWさん(共に妊娠34週)2008年6月下旬〜7月にかけて逆子の鍼灸治療にいらっしゃり、2回の治療で赤ちゃん、正常な位置に・・・。めでたしめでたし。

京都市にお住まいのNさん(31才)がめでたくご懐妊。Nさんは結婚4年経過。2年前、子宮内膜症の手術。当方へは2007年5月11日に初来院。漢方周期療法と鍼灸治療を基礎体温に則り実施。2007年6月11日妊娠を確認。その間2度の鍼灸治療を施しただけでの当方で確認した最も早いスピード懐妊でした。無事出産までNさんのご自愛をお祈りしています。

2007年8月〜9月にかけて京都市のKさん(34才)・Tさん(31才)・亀岡市のYさん(41才)がご懐妊。
また、京都市のKさん(33才)が女児をご出産されました。母子共に順調とのご報告を頂きました。
おめでとうございます。皆様のご自愛をお祈りします。

京都市北区のHさん(33才)不妊暦3年 高校生の折、虫垂炎を発症して腹膜炎を併発。その後遺症で片方の卵管が癒着。2007 年11月より不妊の鍼灸治療に来院。基礎体温を参考にしながら鍼灸治療と漢方周期療法を併用。2008年1月末に懐妊。現在9週を経過中。(2008.2.15)35

患者様からのお手紙

当院で不妊治療を受けられていた、奈良県在住のTさん(34歳)からのお便り。

『先生 ご無沙汰しています。3年ほどの間 何度も諦めかけたり、弱気になっている私を「いい感じのグラフになってきた、もうすぐ妊娠できるよ!」って心強い言葉で励ましてくださったおかげで、頑張って不妊治療をすることが出来ました。
本当にありがとうございました。双子を妊娠したと分かった時は、子宮腺筋症もあるため「無事に産めるのか?」と不安ばかりでした。お腹の張りがひどく、妊娠中ほとんど寝たきりで過ごしましたが、そんな苦しい思い出も元気な2人の顔を見ると吹き飛んでしまいました。ホルモン治療でボロボロになった体を少しずつ調えてよい状態にしてもらったおかげで1回目のIVFで妊娠することが出来たのだと思います。初めての子育て、双子なのでてんてこ舞いですが、待ち望んだ子供ですから楽しんで子育てしています。もう少し大きくなったら顔を見せに伺います。先生もお体大切の上、たくさんの不妊に悩む人を妊娠に導いてあげてくださいね、また体調を崩した時は助けてくださいね。本当にありがとうございました。』

当院で不妊治療を受けられていた、京都市北区のHさんからのお便り。

『先月、9月20日13時10分に3,244gの元気な男の子を出産いたしました。
陣痛〜10時間 ゆっくりでしたが自然にお産ができ、母子共にその後も元気で順調です。授乳など初めての育児は発見の連続でとても楽しいです。
年内はゆっくり実家で静養する予定です。京都に戻ったら、お世話になった先生の所に一度連れて行きたいと思っております。本当にありがとうございました。』

>>院長から一言
Hさん、よかったですね。本当におめでとうございます。
Hさんの印象は鍼灸治療を受ける態度がとてもお上手だったのでよく覚えています。初めての鍼灸治療だと伺って二度びっくり。
主に黄体期に問題があったHさんですが、最初からリラックスなさっていてそのため鍼灸治療によって副交感神経が優位になりホルモン分泌が促進され妊娠力が思いのほか早く養うことが出来たものと思われます。3ヶ月の治療でした。